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2017.08.08夏季の軽剪定について

夏季の軽剪定について

前回、剪定時期についてお話ししましたが、
夏季の軽剪定には、どんな枝を切ったら良いのでしょう。
せっかくの樹形を台無しにせず、この時期に合った切り方をお話ししたいと思います。

なぜ手入れが必要なの?

庭木は庭という限られたスペースで育っていかなくてはなりません。庭木同士で日光を取り合って枯れてしまったり、枝が伸び放題で病気になったりすることを防ぐ必要があります。
それは「忌み枝」という不要な枝を取り除くことです。整枝・剪定は、まずこういった不要な枝を整理してから、全体の様子を見て必要に応じて枝を切り詰めて形を整えていくことになります。では、忌み枝の一部紹介したいと思います。
通気性を悪くする枝 ※左より

<車枝>
1ヶ所から数本まとまって出る枝で、車輪状に枝が伸びているもの。付け根から切ります。

<徒長枝>
他の枝に比べて勢いよく伸びる枝。雨風などで折れやすく、他の枝の生長を妨げます。

<からみ枝>
枝が絡み、他の枝の邪魔をする枝。付け根から切ります。
樹形を乱す枝 ※左より

<逆さ枝>
枝が伸びる方向とは逆方向に向かって伸びる枝です。付け根から切ります。

<下り枝>
垂れ枝ともいい、横に伸びた枝から下に向かって伸びている枝。付け根から切ります。

<胴ふき枝>
幹吹きともいい、幹の根元付近から上に伸びた枝。樹木の上部分に栄養がいかなくなってしまうため、早めの選定が必要です。付け根から切ります。
庭は完成したらゴールではなく、むしろスタートと言ったほうがいいかもしれません。
季節ごとのお手入れをマスターして、元気で美しい庭を楽しみましょう。

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