BLOG ブログ・コラム

2019.09.01『9月から育て始める花』

『9月から育て始める花』

秋の花が出回ってくる時期になりました。
花苗を購入して植えるのはもちろん、9月は種・球根から花を育てるのに
適した時期でもあります。

花の種まき・球根植えは春か秋に行うものが多く、春に植えると秋に、秋に植えると春に花が咲きます。
また種・球根の育て方にもいくつか種類があります。

今回は秋まき・秋植えの花と栽培方法をご紹介します。

<球根から育てる>

1.植えっぱなし球根
秋に土に直接植えると春に花を咲かせます。
また球根植物特有の、球根を取り上げて保管しておくといった作業の必要ないのが特徴です。

育て方
地植えの際は土を球根の高さの5~6倍の深さまで耕します。
球根は大抵球根の高さの2~3倍の深さに植えます。
水やりは乾燥していなければほとんど必要がありません。
~植えっぱなしに適した球根~

ハナニラ(写真左)
多年草/草丈…低(15~20cm)/3~4月頃に開花
星型の小さい花がたくさんつきます。
ネギ科の植物で傷をつけると独特の匂いがします。

スノーフレーク(写真右)
多年草/草丈・・・中(20~45cm)/3月中頃から開花
スズランスイセンとも呼び、葉はスイセン・花はスズランに似ています。
小さく可憐な花は落ち着いた和の庭にも洋風の庭にも合います。
2.水栽培できる球根
秋植えの球根には室内での栽培ができる種類もあります。
手軽に始められるのでぜひ育ててみてください。

育て方
はじめ2ヶ月は冷暗所へ置き冬を疑似体験させます。(暖かいと花芽がつかない可能性があるため)
2ヶ月経ったら水耕栽培用の容器やペットボトルに球根をのせ、根がでるまではおしりが水に浸かるようにします。
根が出てきたら明るい所へ移し、根が3/4ほど水に浸っている状態になるよう水量を調整します。
~水栽培に適した球根植物~

ヒヤシンス(写真左)
多年草/草丈・・・低い(20cm)
紫・ピンク・白など色鮮やかで甘い香りのする花を咲かせます。

クロッカス(写真右)
多年草/草丈・・・低い(5~10cm)
早咲きの種類もあり春の訪れを告げる花とされています。
高温多湿に強く丈夫な花です。
<種から育てる>

1.箱まき
育苗用のポットやトレーを使ってある程度育ててから植え替える方法です。
小さい種を育てるのに向いています。

育て方
育苗箱・ポットに土を入れ、種をまきます。
薄く土をかぶせ、種が流れないように静かに水を与えるか、箱が入る大きさの容器に水を張り底面給水させます。
発芽したら1株ずつポットに移植し、葉が増えたら植え替えます。
~箱まきに適した植物~

スイートアリッサム(写真左) 
一年草/草丈・・・低い(10~15cm)/3~5月頃に開花
横に広がるのでグランドカバーにぴったりな花です。
2~3枚葉が出たらポットに、5~6枚に増えたら地植えします。

カンパニュラ涼姫(写真右)
一年草/草丈・・・高い(60cm~1m)/5~6月に開花
星型の花が密集して咲くのが特徴。
はじめは涼しい場所で管理し、2~3枚葉がでたら寒くなる前に植え付けます。
2.直まき
プランター・庭に直接種を撒きます。
直まきに向くのは種が比較的大きく、移植を嫌う植物です。

育て方
種のまき方は主にすじまき・点まき・ばらまきの3種類があり、種によってどれが向くか異なります。
次に土をかぶせますが、種には嫌光性と好光性の2種類があるので嫌光性種子は土を厚めに、好光性種子は土を薄くかぶせます。
~直まきに適した植物~

ノースポール(写真左)
一年草/草丈・・・低い(15~30cm)
ドーム状に白い花が群生し、花壇にボリュームがでます。
花期が長く、12~5月頃開花します。

コーンフラワー(写真右)
一年草/草丈・・・高い(1m)/3~5月に開花
小ぶりな花ですが鮮やかなブルーは存在感があります。
ハーブの一種で花をハーブティー等に使います。

今回紹介した花々は、草丈の低い花は花壇の前景に・高い花は後景にと、成長したときのバランスを考えて選びました。

植物が段々と芽吹き、花を咲かせていく姿を見守るのも
ガーデニングの楽しみのひとつ。

春はまだまだ先ですが、じっくり育てる楽しみを味わってみませんか♪

一覧ページへ戻る

リフォームの施工事例へ

エクステリアの施工事例へ

TOP