WORK 施工事例

『戸建住宅の【断熱】 今、昔』

家の作りやうは、夏を旨とすべし。
冬はいかなる所にも住まる。
暑き比わろき住宅は、堪へがたき事なり。
徒然草 第55段より


昔から夏を中心とした家造りで寒さは我慢。『断熱』という概念がありませんでした。

今現在、新築時に断熱施工をすることは当たり前になっていますが、断熱の歴史は日本の歴史の中でとても浅いのです。
【1980年以前の建物】

床下は土で、断熱材が全く入っていません。

【1980年~1991年頃の建物】

ボロボロになった袋入り断熱材かペラペラの発砲スチロール系が多かった。

和室には入ってないことがほとんど。

【1992年~1999年頃の建物】

硬めのボード状断熱材が多い印象。

固定の仕方が悪く、落ちている状態が非常に多くみられます。

【2000年代の建物】

床は土間コンクリートが多く、スタイロフォームをよく目にします。


【現在の新築】

大引巾目いっぱいに断熱材が入っている状態。


既存住宅の省エネルギー基準適合率をみると現在の基準を満たしている住宅は、
たった5%しかありません。

当然、家の中にいるのに「寒いと感じる」割合は
81% にもなります。

同じ家族の中で、最も寒い思いをしているのは
「奥様」が最多で44%

他の家族より寒い思いをすることが多い
「奥様」の7割がそう思うと回答しています。

寒い家は健康に悪い!

熱は高温から低温へ移動する性質があります。

■夏場は冷房などで室内の方が低温なので、外気(高温)から室内(低温)へ移動
■冬場は暖房などで外気の方が低温なので、室内(高温)から外気(低温)へ移動

光熱費を使って室内の温度を調節しても、熱の移動は止められません。
この室内を快適にしてくれるのが『断熱材』です。

外気に接する部分を断熱材や断熱窓で隙間なく包み込むことが大切!


普段は隠れて見えない部分なので
ないがしろにされがちなのが現状ですが、
お家に雨を防ぐ為に屋根があるように
断熱材は真夏の暑さ、真冬の寒さを防いでくれる
大切な部材の一部です。

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