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2020.03.24コンパニオンプランツを使ったキッチンガーデン

コンパニオンプランツを使ったキッチンガーデン

キッチンガーデンは野菜を育てることがメインの家庭菜園とはちょっと違い、
野菜と一緒にハーブや果物なども育てて見た目の美しさまで考えられたもののことを指します。
新鮮な野菜やハーブが使いたいときにパッと使えたらうれしいですよね。

今回はそんなキッチンガーデンの導入として、
野菜の生長を手助けしてくれる“コンパニオンプランツ”を使った野菜の育て方をご紹介します。

<コンパニオンプランツとは?>

組み合わせによって一緒に植えると病害虫から野菜を守ったり、生育が良くなる効果のある植物を
“コンパニオンプランツ”と呼びます。

例えば、アブラナ科のキャベツにつきやすいモンシロチョウの幼虫は、キク科のレタス・セリ科のニンジンの匂いが苦手なので、隣に植えると寄り付きにくくなります。

また野菜同士だけでなくハーブにもコンパニオンプランツとして扱われるものがあり、マリーゴールドやナスタチウムなど花の咲くハーブを組み合わせると華やかな見た目を楽しむこともできます。
今回は手軽に始められる、プランターを使った
ミニトマトの育て方を紹介します。
プランターであれば場所を移動でき、雨風の強いときは室内にとりこめるので環境による悪影響を受けにくいメリットもあります。
苗は花が咲いているか蕾がふくらんでいるものを選ぶと収穫も早く行えます。

そしてミニトマトのコンパニオンプランツとして一緒に植えるのはハーブのバジル
病害虫の予防だけでなく、乾燥を好むトマトに対して水を好むバジルが程よく水分を吸収し、お互いに育ちやすい環境を作れるようです。
また料理でもよく合う組み合わせなので収穫後の楽しみもありおすすめです(^^♪
<用意するもの>

・高さのあるプランター・・・ミニトマトは根を深く張るので深さ
             30cm以上が目安
・野菜用培養土・・・野菜用にブレンドされた土
・鉢底石・・・水はけを良くするためプランターの底に敷く
・支柱・・・長さ150cm以上を使用
・ひも・・・ビニールひもや麻ひもなど。ビニールタイでもOK
<植え方>
植える時期は暖かくなった4月~5月ごろです。

①プランター底に鉢底石を敷き(厚さ2cm程度)、野菜用培養土を入れる
②苗をポットから外し、苗に付いた土の高さ分をすきとり高さを揃えて植える
③支柱を埋め込んで倒れないように立て、ひもで茎にくくりつける
④ミニトマトの株元にバジルを植える
 ※根の長さが異なるので、近くに植えても根が絡まるといったことはほとんど
  ありません。
<ミニトマトの管理>

~わき芽を摘む~
イラストの丸で囲まれた部分がわき芽と呼ばれ、成長と共に茎と葉の間から生えてきます。
これを放置すると、わき芽を成長させるのに養分を使うので実に充分な栄養がまわらなくなってしまいます。

短いうちに手で摘み取ることで株への負担が少なく、病原菌が入りにくいメリットがあります。
<実を美味しくするために>

~摘心~
茎が支柱と同じくらい伸びたら、「摘心」を行います。
幹の成長を抑制することで養分を実に行き渡らせる目的があります。
伸びた一番先の葉を切って摘心完了です。

実は花が咲いてから約1ヶ月前後で収穫できるくらい大きくなり、実の全体が赤く完熟したら食べごろです!
<バジルの管理>

~摘心~
茎がある程度伸びると脇芽がでてきます。
その脇芽が頂点になるように上の茎を切ることで、葉に養分が行き渡ります。

~切り戻し~
株が成長して大きく茂ってきたら
「切り戻し」をします。
伸びた茎を切って形を整えるとともに、葉を一気に収穫できる作業でもあります。
全体を半分くらいまでバッサリ切って風通しを良くしましょう。

自分で作った野菜を食べるのは、手間ひまかけて育てたぶん喜びもひとしお。

プランターだけでなくお庭の一画にキッチンガーデンを設けたり、好きな野菜や花を組み合わせてみたり、
楽しみ方はさまざま。
まずは育てやすい2種類の組み合わせから、気軽に始めてみてはいかがですか?

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