BLOG ブログ・コラム

2020.08.08五感と植物で暑さを和らげる夏

五感と植物で暑さを和らげる夏

長かった梅雨も明け、本格的な暑さとなってきましたね。

古くから日本では、暑さの中でも風流を楽しみながら涼しさも得る工夫がされてきました。

それにならい今回は植物を活用して涼しくなるだけでなく、
居心地良く爽やかな気分で過ごすための方法をご紹介します。

涼を感じる 01
<植物の色を変える>

暖かいイメージの暖色(赤・オレンジ系)と冷たいイメージの寒色(青・緑系)では、体感温度が3度も違うのだそう。
お庭に咲く花の色合いを寒色にすることで、涼しげな印象を与えられます。


寒色の花が咲く植物・・・ブルーサルビア
鮮やかなブルーが目を引く一年草で、花期が5~11月と長く楽しめる花です。
背丈が高いので花壇の背景として活躍します。
涼を感じる 02
<水と組合わせる>

は見たり触れたりするだけで涼を感じる夏の重要な要素。
昔は手水鉢・打ち水・井戸など、水と関わる機会も沢山ありました。

この風習を現代にも生かし、お家の中でも手軽に水と植物を楽しむ方法をご紹介します。
フローティングフラワー

その名の通り、水を張った器にお花を浮かべるだけの簡単で爽やかなインテリアです。

夏は暑さで植物も傷みやすいもの・・・
しかし少し元気がない花にもこの飾り方はぴったりで、そのまま数日は楽しめますよ。
切り口をしっかり水につけるのがポイントです!
涼を感じる 03
<香りで暑さを和らげる>

涼しくなるといえばハッカやミントのスッキリとした香り。
体温を下げる効果はないものの、メントール という成分を脳が感知することで「涼しい」と判断します。

お庭で育てるには、ペパーミント という種類がおすすめ。
香りをかいだり、お湯で抽出してミントティーにして清涼感を味わいます。
ペパーミントを育てる際は、繁殖力が強いため鉢植えでの栽培がベストです。
涼を感じる 03
<音で暑さを和らげる>

夏に涼しさを感じる代表的な音といえば、風鈴 が浮かぶのではないでしょうか。

実際、風鈴の音が聴こえると脳内で風をイメージすること、また風鈴の音には “1/f ゆらぎ” という周波による癒し効果があることから、体感温度が下がって涼しさを感じるようです。
この “1/f ゆらぎ” の音は他にも、風でそよそよと揺れる葉の音などがあります。

お庭に植えるなら、風になびくグラス類のなかでもカレックスがおすすめ。
カサカサ感のある質感で、風が吹くと葉が擦れ合います。
色の種類も豊富でお庭に取り入れやすいグラスです。

成長すると幅をとるので、周囲に余裕のある場所に植えましょう。

“心地よい涼しさ”を得る方法は意外にも身近にあるものです。

慌しい世の中で風情を感じる機会も減っているように感じます。
でもこんな時こそ、こういった気づきを大事にして、
少しでも涼しい夏を過ごせると良いですね。

一覧ページへ戻る

リフォームの施工事例へ

エクステリアの施工事例へ

TOP