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2020.10.26「山野草」で趣きのある庭づくり

「山野草」で趣きのある庭づくり

一気に気温が低くなり、秋らしい装いになってきましたね。
この時期は植物が多く出回りますが、今回ご紹介したいのが「山野草」です。

さりげなく佇み庭を彩る、山野草の魅力をお伝えします。

<山野草とは?>

山野草の定義は広いのですが、大抵は「野や山に自生する植物」、また園芸用に品種改良などが極力されていない植物を指します。

山野草の良いところは、自生している=日本の気候に適応しているということ。
環境面での心配はあまりいらなさそうです。

また山野草は多年草や宿根草が多いので植えっぱなしで毎年楽しむことができます。
<山野草の魅力>

山野草は花が小さいものや色が地味なもの等…見た目が派手なものは少なめです。
しかしその控えめな姿は落ち着きのある庭にぴったり。
和風の庭にはもちろん合いますし、洋風のお庭ではまわりの植栽を引き立ててくれます。

また山野草は石と組み合わせる「ロックガーデン」や室内に飾る「コケ玉」に使われるなど、野趣あふれる姿も好まれています。
<秋に花が咲くおすすめ山野草>
和に偏りすぎず、洋庭にも合う山野草をまとめました。
~背の高い山野草~
成長すると100cm位となり、庭の背景を造ります。

・シュウメイギク (多年草)
厚みのあるピンクの花を咲かせます。
庭に群生させても美しいですし、一輪で花瓶に生けるのもまた粋です。
半日陰の環境を好みます。

・サラシナショウマ (多年草)
しっぽのような穂状の花がユニーク。
半日陰、かつ場所をとるので広い場所に植えます。
~背丈が中くらいの山野草~
成長すると80cmくらいに。

・ホトトギス (多年草)
独特の模様のある花ですが、写真の品種の他にも白花や斑入りなどがあるためお庭の引き立て役としても取り入れやすいです。
湿った半日陰を好むため、乾燥防止のグランドカバーやマルチングを施すと◎。

・ツリガネニンジン (多年草)
名前の通り「つりがね状」で下向きの花が特徴的。
山菜でもあるため、新芽はおひたし等にして食べられます。
直射日光の当たらない日なたを好みます。
~背丈が低い山野草~
成長しても40cm以下で、足元を彩ります。

・ヤブラン (多年草)
深い緑が庭に落ち着きを与えます。
日陰に強く丈夫な山野草ですが、穂状の花を咲かせるには半日陰~日なたがベストとなります。

・ダイモンジソウ (多年草)
白やピンク花の形が大の字に見えることからこの名前に。
丸い葉は同じユキノシタ科のヒューケラに似ています。
どちらかというと日陰・湿り気のある環境を好む山野草です。

控えめな姿の山野草がお庭に入ることで、
メインで魅せる植栽と引き立てる植栽とがはっきりして庭全体にメリハリがつき、
さらにそれが趣きへとつながります。

秋はちょっと落ち着いたお庭を演出してみたい・・・
そんな時にこれらの山野草をぜひ取り入れてください。

いつもと少し違った雰囲気のお庭をじっくり楽しんでみては?

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