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2021.05.23涼しい木陰のつくり方

涼しい木陰のつくり方

今年は梅雨入りがとても早く、
蒸し暑さを感じる日が多くなりました。

今回は、これから増していく暑さを和らげてくれる
「木陰」についてお話したいと思います。

<木陰が涼しいのはなぜ?>

木陰で涼しいと感じるのは、“日差しを和らげるから”だけではないんです。

ほかにも

・影をつくることで地面の温度上昇を抑える

・植物の蒸散で水分が放出され空気が冷える

ことも影響しています。

「蒸散」は過去の植栽ブログでも触れています↓
https://www.alphatec-jp.co.jp/blog/364
<落葉樹と常緑樹を使い分ける>

落葉樹と常緑樹では木陰をつくるのに向いている場所が異なるため、それぞれを使い分けることがポイントです。

~落葉樹~

冬は葉が落ちますが、日照時間の少ない冬に日差しを取り入れてくれます。
夏は涼しく、冬は暖かくしたい場所にぴったり。
落葉樹を植える場所例

光や熱をよく通す大きい窓(リビングの掃き出し窓など)まわりに。

また樹脂製ウッドデッキがある場合は日差しで表面がとても熱くなるので、デッキに影があたるように植えるのがおすすめです。
~常緑樹~

常緑樹は葉が全部落ちることはないので、一年を通して日差しを和らげることができます。
そのため強い日差しを遮りたい場所に向いています。

また葉に厚みがあったり密集して生えるものが多いので、目隠しを施したい部分にもおすすめ。
常緑樹を植える場所例

強い西日の当たる窓まわりに。

床に差し込む窓の影を見ると、樹木の有無によって日差しの入り具合が違うことが良く分かるかと思います。
<日差しに強い樹種>

強い日差しが苦手で葉焼けや痛みにつながる樹木も。
ある程度日差しに強い樹種を選ぶ必要があります。

落葉樹
エゴノキ・・・枝が横に広がるので木陰づくりにぴったり。

ジューンベリー・・・成長するとボリュームが出て、花・実・紅葉と観賞価値も高いのがポイント。

常緑樹
オリーブ・・・銀葉なので、常緑樹にありがちな重たい印象にならず洋風にも良く合います。

キンモクセイ・・・秋には花の芳香が楽しめます。
葉が茂るのでしっかり日差しを遮りたい場所におすすめ。

地球温暖化の影響もあり、
夏の暑さはどんどん厳しくなると予想されます。

樹木による木陰なら、お手入れの手間はあるものの
長い目で見るとコストパフォーマンス良く、かつエコに
長期的な暑さに対処できるのではないでしょうか。

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