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2021.07.26「カラーリーフ」の取り入れ方

「カラーリーフ」の取り入れ方

カラーリーフというと、パッと思い浮かぶものは
「ヒューケラ」や「ギボウシ」など
下草に使用される植物だと思います。

しかし、樹木にもカラーリーフを持つものがあります。
江戸時代から庭木として親しまれてきた「ノムラモミジ」や、
最近地植えする家庭も増えた「オリーブ」など。

今回は、カラーリーフの葉色の種類と効果について
お伝えしたいと思います。

<カラーリーフとは?>

カラーリーフとは、斑入りや銀葉、黄葉に青葉、銅葉などのカラフルな色彩をもった植物の総称です。

草花にしても庭木にしても、花の咲く時期は限られます。
カラーリーフは花が咲かない時期に、庭に緑以外の色を添え、他の木や草花を引き立て、より印象的に見せることができるのです。

では、葉色ごとに見ていきましょう。
<斑入り>
葉の一部にホワイト系の斑が入り、明るい印象をもたらしてくれるので、日陰の庭をさわやかな印象にしてくれます。

・シルバープリペット(常緑)
白い覆輪斑の入った小さな葉にはつやがあり、明るい雰囲気に。
先祖返り(原種が出てくる)と言われる現象で、緑色の葉が出てきた場合、その部分は切り落としてしまいましょう。

・ネグンドカエデ(落葉)
大きな切れ込みが入った葉に白斑が入る。
北米原産種ですが、和風・洋風どちらにも使うことができる樹種で、白い斑入りの葉になる種類は「フラミンゴ」と「バリエガータ」になります。
<青~シルバー系>
クールで静かなイメージのシルバーリーフは、ひとつあると庭があか抜けます。庭の奥に配置すると、霞がかるような色合いが、奥行き感を演出します。

・オリーブ(常緑)
青灰色の細葉で、軽やかな印象に。
暖かく雨の少ない気候を好みますが、強健で耐寒性も高く、荒地・やせ地でも丈夫に育ちます。ローズマリーやラベンダーなどのハーブと合わせると雰囲気のあるお庭になります。

・ブルーアイス(常緑)
白い粉を吹いたような青緑色の葉が魅力。
その他の針葉樹に、ブルー系コニファーの代表格「ブルーヘブン」や、雪をかぶったようなシルバーカラーの「プンゲンストウヒ」もあります。
<黄~ライム系>
植栽を華やかに際立たせ、まるでスポットライトを当てたかのよう。とても目を引くので、グリーンが込み合う所のアイキャッチに最適です。

・フィリフェラオーレア(常緑)
刈り込むと低く仕立てることが可能。グラウンドカバーにも使われる針葉樹です。
ふんわりとした樹形が、お庭に明るい彩りとボリューム感を加えてくれます。

・黄金シモツケ(落葉)
明るい黄色にコンパクトな樹形。夏にはピンクの小さな花を咲かせ、優しく柔らかい印象に。
白い花や紅色の花など様々な新しい品種もあります。
<ブロンズ系>
銅葉とも呼ばれ、シックな赤黒い葉色は、少量でもぐっと空間を引き締めます。ここぞという場所にアクセントとして配置し、庭に立体感を演出しましょう。

・スモークツリー(落葉)
別名「ケムリノキ」。5月頃、花が咲いた後、花穂が伸びてまるで煙のように。
ただし雌雄異株で花穂が伸びるのは雌木のみです。
生長が旺盛なので、秋には剪定が必要となります。

・アメリカハナズオウ“フォレストパンシー”(落葉)
ハートのような形をした濃紫色の大きな葉が特徴。
葉色は夏を過ぎるとグリーンへと変化します。
庭をデザインするうえで骨格の役割をはたす樹木は、
一度植えたら長い付き合いになる為
いくつかの特徴を知っておくことが大切。

個性的なカラーリーフを使って
庭の魅力をアップさせましょう。

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