『すっきりとした動線のバリアフリー外構』
車椅子での出入りができるようスロープを設け、
玄関から駐車場までの動線を確保しました。
お庭は区分けをして使いやすさとメンテナンス性を重視しました。
<外構工事内容:新築外構、スロープ、門柱、門廻り、アプローチ、駐車場、庭、植栽>
野木町 A様邸
<施工前>
■お客様のご要望■
脚の不自由なお母様がいらっしゃる為バリアフリーな外構が基本となります。
駐車場には、送迎用のバスが乗り入れられるよう車路を確保したいとのことでした。
また敷地が広いのでローメンテナンスなお庭をご希望でした。
一方で畑や花壇・植栽スペースは取り入れたいとのご要望がありました。
<施工後>
■プランニング時のコンセプト■
敷地の広さ・前面道路との高低差を考慮し、さらにバリアフリー化もふまえて
「勾配・高さの計画」が設計のポイントとなりました。
毎日使用するアプローチと玄関ポーチ間の高低差解消に加え、使い勝手を考えてプランニングしました。
<玄関廻り>
駐車場には新たにスロ-プを設置。
車イスでの出入りがラクにできるようになりました。
玄関ポーチと同じ素材のタイルを使用することで、後付けでも仕上がりに違和感がありません。
さらに手すりも取り付け、安全面もクリアしました。
<門廻り>
境界塀と門柱は同じ化粧ブロックを使用。
シンプルで統一感のある仕上がりになりました。
門柱前には植栽を植え、緑の彩りと季節感をプラス。
門廻りにシンボルツリーが植わっていることで、外構全体がやわらかい印象になります。
<アプローチ>
アプローチは土間コンクリート刷毛引きですっきりシンプルに仕上げました。
階段蹴上がりには「エスビック BBブリック」を使用。
柔らかい風合いのブロックはアプローチにやさしい印象を与えるだけでなく、素材の違いで段差を分かりやすくします。
<駐車場>
駐車場の勾配はきつくなり過ぎないよう配慮し、建物奥まで続く長い車路をストレスなく使用できるよう工夫しました。
車路から玄関スロープにつながっているので、送迎バスと玄関との行き来がスムーズです。
<家屋廻り>
家屋廻りは防草シートと6号砂利を敷設し、ローメンテナンス化を図りました。
畑部分と花壇スペースは見切り材でそれぞれ明確に区分けし、手入れ箇所を“見える化”することで計画的に作業が進められ、時短にもつながります。