『普段の使い勝手の良さを重視した 南入り外構』
「駐車スペース」と「門柱・アプローチ」のバランス。
「造作の門柱」と「シンボルツリーの立木」のバランス。
すべての配置に意味があり、
お施主様の生活を考えた造りの外構です。
<外構工事内容:駐車場、カーポート、門柱、アプローチ>
小山市 S様邸
<施工前>
■お客様のご要望■
新築時、とりあえず防草シートを敷いただけの外構でした。
忙しさもありなかなか外構に手を加えるような時間もなく、しばらく凌いできた間にお子様も大きくなりました。
お庭を有効に使えるように車の乗り降りを含め外部環境を整えたい!と強く思うようになり、きれいにしようと一念発起。
奥様がイメージする素敵な明るいファサードをご希望でした。
<施工後>
■プランニング時のコンセプト■
普段の使い勝手の良さを重視し、パブリックとプライベートを思い切って分けました。
駐車スペースを住宅近くに配置し、そこから他をゾーニング。
駐車スペースとアプローチは、コンクリートだけでなくインターロッキングや伸縮目地で見切り、アプローチのなだらかなラインに沿って低木やグランドカバーを植え、お庭との境界としました。
<駐車スペース>
広々とした南面にご夫婦の駐車スペース+ワイドカーポートをご希望でした。
しかし話し合いを重ねた結果、奥様がメインで使う一台用の駐車スペースを屋根付きにし、奥行きも延長タイプを採用し玄関脇に配置へと変更しました。
普段の生活動線を重視した設計で、荷物の出し入れの際にとても便利に。
また近年の異常ともいえるゲリラ豪雨など突然の天気の急変の際にも、車から降りてすぐに玄関というのはとても重宝しているという感想もいただきました。
駐車方法が決定したことで全体のゾーニングが決まってきます。
駐車場のラインに合わせて、パブリックな駐車スペースとアプローチ、プライベートなガーデンスペースを分けるようにしました。
前面のパブリックゾーンは砕石敷きでコストを押さえながらも、自由な駐車スタイルが可能な広さがあります。
来客の方の駐車もストレスなく行え、たくさんのお友達が集ることができます。
<門柱>
駐車をしやすくするため、門柱は駐車スペースから十分な距離を置き、リビング側へ配置。
全体のバランスとコンパクトな設計に合うように、門柱はシンプル&ナチュラルテイストの木目調アルミスリット柱で造作しました。
足元の淡い色合いの植栽とインターロッキングが、シンプルな門柱を引き立たせます。
<アプローチ>
コンクリート続きとなる駐車スペースとアプローチラインを分けるため、伸縮目地をデザイン面でも考慮しながら配置。
アプローチの出入り口に乱形の石張り風インターロッキングでアクセントを加え、ラインはなだらかな曲線を持たせることで、門柱から玄関までの動線を視覚的に誘導するように工夫しました。