『階段をスロープに園路は広く ご高齢の方に寄り添ったお庭へ』
長年住む家ですが至る所に不便を感じることも。
段差解消や転倒防止など今後も快適な生活のために
お庭の気になるところをリフォームしました。
<外構工事内容:スロープ、園路>
那須烏山市 A様邸
<施工前>
■お客様のご要望■
足腰が弱くなり現状の階段や砂利の園路では歩行が困難であることから、メインアプローチとは別のスロープと園路の改修をご要望。
ケアマネージャーさんご協力のもと自治体の住宅改修補助金の申請を行いました。
<施工中・施工後>
■プランニング時のコンセプト■
駐車場からの動線をスロープにするため門袖ブロックを解体し1.2m幅のスロープを造作。
園路はインターロッキングで通路を造り、その周りは少し高低差があったため「四国化成 マサドミックス」という固まる土で仕上げました。
西側と北側の花壇はサイズを縮小し植栽撤去や植え替えですっきり。
その他砂利のところは防草シートを下に敷き、お手入れの負担を軽減させています。
<スロープ>
門袖の不要な部分は解体し再利用できる部分は残し新たにスロープを造作。
スロープに付けた「YKKap パルトナーUD手すり」は樹脂笠木を選択し、芯のアルミ材の温度が伝わりにくい素材にしました。
スロープ周りを整備したことにより駐車スペースが広がり、車の乗降や荷物の出し入れが楽になったそうです。
<園路>
園路としては安心して歩くことのできる0.9m幅のインターロッキングを設置。
「SBIC ソルベ」は透水機能と、お施主様が選択したライトグレー色とライトブラウン色は路面の温度上昇を抑制する遮熱機能が備わっています。
意匠面を天然石で洗い出ししたデザインはまっすぐな園路を優しい印象に。
周りの砂利も真砂土にしたことで全てが歩きやすい園路になり、花壇のお手入れもし易くなりました。
テーブルとイスのセットがあり、元々お庭時間を楽しんでいたご様子のお施主様。
「ウチ」だけではなく「ソト」でも安心して暮らせるお庭のリフォームは、ご高齢の方がいらっしゃるお宅では必要不可欠になってきます。
歩きやすく仕切られた区画だけのお手入れになった花壇で、自身の無理のない範囲で新たなお庭時間を楽しんでほしいと思います。