『景観条例の街。制限をクリアした表情豊かな外構』
玄関への動線と門柱を中心とした設計デザイン外構
今回の設計では
『住まいの顔となる門柱のデザイン』と
『南側メイン駐車場から玄関へのスムーズな動線』を
最重要ポイントとして捉えました。
<施工内容:新築外構、アプローチ、駐車場、人工芝>
小山市 S様邸
分譲地域内に公園や緑道があり、豊かさや生活の利便性を兼ね備えた街に住まいを建てられたS様。
地域全体の調和を図る景観条例のある地域でいろいろと制限があるの中、ご要望も通しつつ、フラットな暮らしやすさを満足していただけるようプランを考えご提案しました。
門柱提案:シンボルツリーが彩る、洗練された空間
門柱は住まいの個性を象徴する重要な要素です。
今回は〈門柱〉と〈スタイリッシュなアルミ角柱〉を組み合わせ、洗練されたデザインに仕上げました。
そしてそのスクリーン前に目隠しの役割と緑の彩りを添えるべくシンボルツリーを配植。
足元を彩る低木から、シンボルツリーとなる高木まで様々な種類が組み合わされてた楽しさは明るい印象を与えます。
制限された外観の中にも、我が家らしさと生き生きとした自然がここに。
玄関:四季を通して「変わらない美しさ」と「変わる景色」
シンボルツリーとして存在感を放つアオダモは春の花、秋の紅葉、冬の凛とした樹形と、四季を通じた美しさで人々を魅了します。
その美しいシルエットを最大限に発揮すべく、ライトアップをご提案しました。
一年を通して表情を変える姿。
変わらない美しさと、移り変わる景色が我が家の象徴であるファサードとなりました。
アプローチ:自然石の曲線が織りなす優しさ
駐車場から玄関へと続くアプローチは、訪れる人を優しく迎え入れるような柔らかな曲線で構成しました。
足元には自然石を丁寧に配置。
一歩、また一歩と進むたびに石たちの豊かな表情が移り変わり、足を踏み出すたびに変化する景色を作り出しています。
希望に満ちた新築住宅、その喜びやワクワク感は失わないように。
玄関扉を開けるまでの道を単なる通路ではなく、いつまでも期待感が続くための大切な演出空間としてデザインしました。
駐車場:限られたスペースを活かすRデザインと鮮やかな緑
土間コンクリートの駐車スペースはシンプルになりがちです。
そこへ乱形石張りをRの流れにデザインにすることで動きと優しさを添えました。
奥へと進むと目に飛び込んでくる鮮やかな緑の人工芝。
そこではお子様の笑い声が響き、家族の笑顔が溢れる日々が想像できます。
サブ駐車場:一方、建物と調和するタイル貼りの変化が楽しい
駐車場入り口にランダムに貼られたボーダータイルは『TOYO プラーガボーダー』。
その繊細な色合いと凹凸が、光と影のコントラストを生み出します。
このタイルを配したことで駐車スペースがモダンアートのように生まれ変わりました。
サブ駐車場は単なる車の置き場所ではなく、もう一つの住まいの個性を表現できる楽しい空間です。
建物と一体となることを意識しすれば、過度な装飾をしなくとも洗練されたデザインを心掛けることで住まう人も訪れた人もオシャレにそして静かに迎え入れてくれます。
景観:限られた中での個性を表現
自然素材は表現力と自由度が高く、制限があるの中でも様々な表情を創り出すことが可能です。
足元には鮮やかな化粧砕石とコンフューサ・イワナンテン・アベリア等の下草類で華やかに。
そして土留めを兼ねた自然石は変化とリズムを生み出し、自然な景観を作り出します。
また窓辺には四季を通じて緑を絶やさない常緑樹を植栽することで、落ち着きのある空間を実現しました。
当社提案CAD
S様邸の外構設計では地域の景観条例を遵守し、地域との調和を第一に考えました。
その上でS様のご要望を叶えるために注力した動線計画と門柱デザイン。
この外構がご家族の満足はもちろん、地域全体の景観向上にも貢献できることを願っております。