『飛び出し防止をプラスして、安心の暮らしを実現』
玄関から道路までの距離が近い場合、
特にお子様の飛び出しが心配されます。
交通量の多い道路であれば、なおさら対策が必要です。
今回はアプローチ動線をしっかりと計画し、
安全性を高め、より快適になる外構設計を提案しました。
<施工内容:フェンス、門扉、アップゲート>
小山市 K様邸
<施工前>
■お客様のご要望■
6年前にオープン外構のご依頼があったお客様より再度ご相談をいただきました。
お住まいになってから前面道路が狭く交通量も多いことがわかり、お子様の道路への飛び出しを心配されているとのこと。
また防犯面の観点から駐車場にアップゲートの設置も検討されておりました。
<施工後>
■プランニング時のコンセプト■
まずはお客様とのヒヤリングをしっかりと行い、ご要望の優先順位を明確化します。
◎最優先はお子様の飛び出し防止
玄関から道路にかけて開放的な状態でしたが、お子様の道路への飛び出しを防ぐためセミクローズ外構へのデザイン変更を提案しました。
◎次に優先するのは使い勝手の良さ
ポストや駐車場からのアクセスについても安全性に配慮しつつ、使いやすさの維持を意識しました。
<動線計画>
現状、L字型の玄関ポーチのため玄関から2つの動線が存在しています。玄関が近い①のルートはお子様が容易に飛び出してしまう危険性があります。
玄関を開けた瞬間、お子様が飛び出しヒヤリとした経験をお持ちの方もいらっしゃるのではないでしょうか。
このような心配をなくす為にお客様とのお打合せを重ねた結果、安全性を最優先に考え動線を1つに絞る設計としました。
②のルートのみを動線とすることで、お子様とご家族皆様がより安心して行き来できるアプローチとなりました。
~ルート①~
玄関タイルを囲うようにL字型にフェンスを設置。行き止まりとすることで、この方向からの出入りを制限しました。
~ルート②~
メインとするアプローチには門扉を設け、門柱に寄せて配置。そうすることで駐車場へのアクセスは、これまでと変わらずスムーズに行えます。
またK様がお気に入りの石貼りアプローチは解体せずそのまま残せるよう、フェンスや門扉の柱が干渉しない設計を心掛けました。
<門廻り計画>
家の顔となる門廻りは既存の温かみと優しい雰囲気を大切にし、新たな門扉とフェンスも同様のカラーで統一しました。
全体に一体感が生まれ、穏やかで落ち着いた印象の門廻りはご家族やお客様を温かく迎え入れます。
<駐車場計画>
お子様の安全対策に加え、お客様が重要視されていたのが車の防犯対策です。
その対策として有効でもあり、お客様のご要望でもあったアップゲートを設置しました。
アップゲートには
・大切な車の盗難やいたずら防止
・外部からの侵入を抑止する
といった効果も期待できます。
さらにゲートが閉じていることでお子様がお庭で遊ぶ際もより安心して見守る事ができます。
今回は電動タイプを採用したことにより、お子様の保育園の送迎や日々のお買い物など車の出し入れが多い場面でもスムーズな操作が可能となり利便性の向上にも繋がりました。
<当社提案時CAD図面>
お子様の安全を最優先に考えた設計にしたことで飛び出しの心配がなくなり、より安心感をもたらすセミクローズ外構となりました。
既存の外構のステキな部分はそのままに。
新しい要素と既存の良さを調和させることで、大切な家族が安心して暮らせる空間作りをお手伝いさせていただきます。
どうぞお気軽にご相談ください。