『兄妹にそれぞれの部屋を』間仕切り工事
リフォームのニーズも多く
よくご相談のあるお部屋の間仕切り工事。
ご家族の成長にともない必要となるリフォームです。
「防音間仕切りリフォーム」をプラスアルファして
兄妹のプライバシーも確保しました。
<工事内容:子供部屋、間取り変更、間仕切り、防音>
鹿沼市 K様邸
<施工前>
新築から6年。
子供達も大きくなり「中学生のお兄ちゃんと小学4年生の妹にそれぞれのお部屋を」というご相談でした。
もともと将来的に2部屋として使う事を予定していたので、お部屋は十分な広さがありました。
ただ一般的な納まりと少し違うのは、高いロフトがある事。
そこで間仕切りをする壁はロフト<上部と下部>に分けて間仕切りの壁を設置し、ニ部屋に分けることにしました。
<施工後>
■プランニング時のコンセプト■
お部屋の設えに合わせた間仕切りとして、しっかりとしたお部屋にすべく壁を作ります。
そして家族とはいえ異性のご兄妹という事もあり、お互いのプライバシーに配慮してこの間仕切り壁を防音仕様にしました。
<間仕切り工事>
間仕切り壁は通常の壁と同じように、柱を立て石膏ボードを張ってクロスで仕上げる形となります。
間仕切りの壁に棚を取付けたり或いは凹ませて一部を収納にするなどの場合には、この下地工事の際にあらかじめ補強をしておくと後から自由に取付が出来るようになります。
今回は棚などは付けませんが、ここでプラスアルファポイント!
防音の壁となるよう施工していきます。
<防音工事>
使用したのは防音効果を高める『吸音ウール』
まず間仕切り壁に等間隔に入れる為、間柱という柱の間に板状の吸音ウールを隙間なくはめていきます。
次に吸音ウールがはめ込まれた壁の下地一面に、黒いゴム製の『遮音シート』を上から下まで張ります。
こちらはゴム製で薄いシートですがロールになっている為、非常に重く二人掛りでの丁寧な作業となりました。
シートも隙間なくピッタリと張ったら、最後にこの上に通常の壁を作る場合と同じように石膏ボードを張って壁が完成です。
この壁、音は遮断しますが電波は通すので無線LANなど通信機器のご使用に際して支障はありません。
壁が出来たら仕上げにクロスを張ります。
ご兄妹それぞれに自分の好きなクロスを選んでもらい『アクセントウォール』にしました。
妹さんは明るいブルー、お兄ちゃんは落ち着いたグレー。
自分で選んだ壁紙で一面を飾り、お気に入り空間となりました。
お施主様から「とてもきれいな仕上りで満足しております。子供たちがクロスを選んでいる様子がとても楽しそうでした」と私達も笑顔になれるお言葉をいただきました。