『LDKリノベーション~間取り編~』
お施主様のご希望は「広いLDK」。
大開口のLDK空間とするため、
間取りを検討していきます。
お子様が沢山のお友達を呼んで遊べるくらいの
余裕を持った配置がポイント。
<施工内容:LDK>
小山市 M様邸
大きく変更した点は
①LDKの収納を取り払い広々LDKへ
②キッチンを対面式へ変更しLDK一体化
③キッチンだった場所をワークスペースへ
④リビングのコーナーテレビを壁面へ移動
<①広々LDK>
収納部分は必要な梁と柱を残し、壁をなくしました。
壁が少し減るだけでも視界が抜けて広く見えます。
キッチン横は少し空間に余白があり、人を多く招くときには重宝しそうです。
<②キッチン>
既存間取りはキッチンが独立しており、リビングダイニングとは空間的な隔たりが感じられました。
まずはキッチンの位置を変更し、対面型の配置となるようにします。
小上りスペース→キッチン
階段下収納→キッチンパントリー
へ変更。
キッチンに立つとリビング・ダイニングが見渡せるようになりました。
<③ワークスペース>
もともとのキッチンスペースはワークスペースへ変更。
LDKの離れのようなイメージで、造作の無垢材スリット格子で柔らかく間仕切りを施しました。
リビング、キッチンからも様子が見え、家族の気配が感じられる空間となりました。
3面を壁に囲まれ、程よい「おこもり感」があるワークスペース。
実際に、壁に向かった配置のワークスペースは集中力があがるそうですよ。
ご主人のリモートワークに、お子様の勉強に。
2人並んで仕事と勉強なんて日は、お互いの存在が心強いですね。
~ヌック~
子供同士での勉強の際に使えるようにベンチシートのあるヌックスペースを設けました。
集中するには休憩も大事!ヌックで休んでリフレッシュ。
横になって寝そべるもよし、ちょこっと座ってぼんやりするもよし。
遊び心のある隠れ家的な要素のあるワークスペースとなりました。
<④リビング>
もとはコーナーに配置されていたテレビ。
今回は西側の壁面に設置したいのですが、西側には腰窓があり厳しい西日が入ってしまうのがネックでした。
そこでカバー工法(既存のサッシに新しいサッシを被せる)により、「樹脂製断熱すべり出し窓」へ変更。
西日を避けると共に、リビングに欠かせない大型テレビの配置が可能になりました。
構造、強度など制限が多そうな
中古リノベーションでも
ここまで間取りを変えることができました。
今回M様の間取りの希望は「広いLDK」でしたが、
何を優先にしたいのかで間取りは変わってきます。
まずは希望をお聞かせください。