WORK 施工事例

カビってどうやって着くの?

カビは空を自由に飛べます。

そして自分の住みたい場所を自分で探します。
カビ(真菌)のメカニズム
カビはどのようにして成長するのでしょうか。



カビ(真菌)は本来土壌の中に他の微生物と共存し、植物などに寄生しています。

成長すると胞子を空気中に飛散させ、塵や水蒸気などに付着して空気中を移動しあらゆるものに付着増殖します。


壁などにも付着し、生育を満たしているか確認。
ダメなら次の風で再浮遊するという能力をカビは保持しています。


辿り着いた場所がカビ増殖の条件に満たしていたら粘液を排出、壁面に付着し菌糸を伸ばしていきます。


付着増殖した胞子は菌糸を伸ばしている時にその摩擦で静電気を起こし、さらに空気中の埃やチリを菌糸に付着させます。

その埃やチリの栄養分を菌糸体へ取込みます。


コンクリートブロック擁壁の黒ずみがカビのように見えないのは、この空気中の埃・チリを菌糸に吸着させているからです。

菌糸の先端に新たな胞子をつくり、この胞子に色付けし、胞子を飛散し新たなコロニー(集落)を拡大させます。
このコロニーが人が目で見えてるカビの正体です。

カビ(真菌)の胞子を人間が吸い込む事により、アレルギー性疾患の抗原体(アレルゲン)となって、気管支喘息や、アトピー性皮膚炎、花粉症、鼻炎、などを引き起こしたり、真菌症の原因となります。



ちなみにお風呂タイル目地が黒くなっているカビ(真菌)は、
1㎠あたり40億個の胞子を持っていると言われます。
生活様式の変化によるカビの大量発生。

現在の新築建物は高気密化され、いわゆる魔法ビンのような建物が増えています。
人間にとって住みやすい環境は、カビにとっても住みやすい環境なのです。


床下に発生したカビ達は空調の流れに乗り、各部屋へと運ばれていきます。
そして各部屋で環境の良いなか増え続けるのです。。。

「部屋がなんだかカビ臭いにおいがする」と思ったら床下にカビが発生しているかもしれません。
家の中でも床下は湿気が溜まりやすく、カビが付着するのに好条件の場所です。
新築でも床下にカビは発生するので油断禁物!

カビ(真菌)の生育条件

【温 度】
0~50℃ 適温は20~28℃(70℃以上でも死滅しないのもある)

【湿 度】
70%以上 PH=4~6の弱酸性
酸素=好気性で、酸素が欠乏すると休眠する

【栄 養】
有機物質では糖分などの炭水化物や脂肪類
無機質では窒素化合物,硫黄,リン,その他金属及び微量生育因子

この条件はどこでも満たしてしまう可能性があり、室外室内問わずカビは付着し増えていきます。


では、カビは建物にはびこる主なカビにはどんな種類と特徴がるのでしょうか?→次ページ「カビの種類」へ



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